LCCを選ぶ基準
先日Peach Aviationとの経営統合により消滅するバニラ・エアのラストフライトがあった。
バニラ・エアは一度航空券を購入したことはあるが、結局乗れなかったので二度と乗ることができないと思うといささか残念ではあるが、日本にもしっかりとLCCを根付かせたという意味ではその役目を存分に果たされたのだと思う。
特にYou TuberのSuits氏が投稿されていたTPE→FUKラストフライトにおけるFUK到着後の機内アナウンスには思わずもらい泣きをしてしまった。
アナウンスを担当された乗務員の方の誇りは聞く者にはしっかりと感じ取れたと思う。
バニラ・エアという航空会社は僕たちの心の中に永遠に刻まれるだろうと思った。
乗ったことないけど。
さて、今やすっかり人々に浸透したLCC、災害時の対応などでは未だレガシーキャリア並みの対応をしろと無茶なことを言う人もいるが、移動手段としてしっかりと選択肢に数えられる存在に成長したと思う。
僕もエアアジアを中心に1年に数回は搭乗するが、LCCを選ぶ基準が自分の中にはある。
今日はその基準を記事にしたいと思う。
その1、フライト時間
4時間以内であればLCCも候補に入れる。
LCCはいろんなものを削ることで安い航空運賃を提供している。
座席なんかは最たる例で、レガシーキャリアと比較するとピッチ幅は狭い。
長距離フライトなんか絶対に乗りたくないなと思う。
そのための基準がフライト時間。東南アジア域内、2-3時間であれば我慢の範囲内なのでLCCが安ければLCCを優先することが多い。
ただし、エアアジアXが展開しているプレミアムフラットシートであれば快適に日本に帰ることができる。
ていうか下手にSQ, ANAのエコノミー乗るくらいならエアアジアXのプレミアムフラットシートの方が圧倒的に快適である。
ただし、シンガポール便は就航していないので、KLかバンコクを経由しなければならない。
その2、預け荷物があるかどうか
4時間以内で手荷物だけならLCCで十分。
LCCでは受託荷物は有料で、1フライトごとにお金を払わなければならないので、預け荷物がある場合はレガシーキャリアを使っても大して値段が変わらないように思う。
実際、僕は荷物がある中でLCCに搭乗したことは1回しかない。
ちなみに、先に述べたエアアジアXのプレミアムフラットシートであれば40㎏までの荷物は無料で預かってくれる。
プレミアムフラットシート最高。そしてプレミアムフラットシート言いたいだけじゃないか。(笑)
その3、LCCの方が便利な場合
LCCは案外レガシーキャリアが就航していない路線を持っている場合がある。かゆいところに手が届く場合があるのだ。
JAL/ANAだと羽田(成田)便しかない都市でもエアアジア、スクートなどであれば就航している場合がある。
日本では茨城空港や佐賀空港など、LCCを誘致しメイン空港とは違った特色を出している空港も存在する。利用者は安くレンタカーが借りることができたり、都市部まで安いバスに乗れたりする。
また、KLIAに対するスバン空港、スワンナプームに対するドンムアンなど新空港にメイン空港の座を渡した空港の方が空いているという場合もあり空港に到着してからストレスが少ないLCC専用空港なんかも存在する。
飛行機に乗っている間は狭くてしんどいかもしれないが、降りた後は楽だなという場合むしろLCCの方がいいんじゃないかと思うこともある。
LCC専用ではないが、台湾の松山空港や上海の虹橋空港なんかもできれば使いたい空港である。
ただしKLIA2はダメ。どれだけ人を歩かせば気がすむのだ!!
その4、どうしようもない時
明日飛行機に乗らなければならないとか、この時間にしか乗れないという場合LCCしか選択肢がない場合がある。
実際出張でマレーシアやベトナムに行った際、SQも就航していたがLCCを使ったことがあった。
案外朝イチ便などはLCCが飛んでいたりするので、使えることがある。
そういった時は寝坊しないぞという強い気持ちを添えて予約確定ボタンを押すのである。
僕の基準はこんなところであろうか。
とにかくエアアジアXのプレミアムフラットシートは良い!
シンガポールにも就航してくれれば絶対使うし、SFCも無理してとる必要が無くなるので、エアアジアさん頑張って発着枠獲得してください。お願いします。